換気扇
父上がおっしゃいました。
「換気扇の掃除をしてあげる」
母上は丁寧にお断りしましたが、お年をお召しになって『聞く耳』を無くしてしまわれた父上は、強引に掃除を決行。
取り外したときにねじを折るという離れ業を演じられ、再設置が不可能になりました。率直に言うと、
「あ~あ~、壊しちゃった」
ということです。
電気屋さんに頼んで新しいのをつけてもらいました。
「もう寿命やったんやな、あの換気扇」
という父上のお言葉に
「もう二度と換気扇の掃除はしないで」
と母上は冷たく優しく返事をされました。
換気扇騒ぎのお陰で外出するのがすっかり遅くなった私は、急いで用事を済ませ、ついでにスーパーでお買い物。コンビニにも寄ってさあ帰ろうとタクシーを呼んだところ、時間帯が悪くて全部出払っておりまして。自転車で来ればよかったと臍を噛みましたが、後の祭り。結局歩いて帰る羽目に(T_T)
連れもいなくて暇なので、小説の展開を考えながら、日も落ちてしまった暗い道を、重い荷物を持ちながら、とぼとぼと帰りました。
いつもどおりの時間に出かけていればこんな目にはあわずにすんだのに……(^_^;)
父上、もう二度と換気扇掃除はしないでください(笑)
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