アイ・アム・デビッド
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テレビで映画の宣伝を見て心に残っていたので、本屋で見かけた原作を購入。
読みながら泣きました。こういう物語には弱い。デンマークの小説家による世界的ベストセラーだそうです。児童書なんだけど、オトナの方がいろいろ考えさせられる気が(^_^;
舞台は第2次世界大戦直後のブルガリア。収容所育ちのデビッド(12歳)は、何者かの指示で自由を求め脱走。デンマークを目指します。見つかれば連れ戻されて殺される。ロード・ムービーと言うにはあまりにも過酷な旅です。
収容所の中しか知らないデビッドのとまどいとか、苦難とか、喜びとかいろいろと描かれています。本の方だと、デビッドの考え方にすごく驚かされる。
映画(CSで放送したのを見ました。こちらも泣けた)だと、子役のベン・ティバーを見てるだけでもう充分。なんてうまいんだろう。特に目がいいなあ。ガソリンスタンドのおじさんのバイクの後ろに乗って、そっと両手を広げる。これが自由なんだって。
きれいなシーンが多い映画。でも、本やDVDの表紙になってるひまわり畑がやっぱり一番かな(^^)
あと、原作ではあまり目立たなかったヨハン(ジム・カヴィーゼル)がと~ってもかっこよかった。彼はたった1個の石鹸のために、デビッドをかばって亡くなるのだけど、これは原作にない設定。このエピソードが、人が人を力で支配することのおろかさとかなしみを、雄弁に物語ってると思う。
あと、このことがデビッドのトラウマになってて、自分は幸せになる資格はないって思ってる。なぜ彼が苦しんでるのか、わりあい後半の方でわかるので、ああそうだったのかと。そして暗澹たる気持になるのでした。
彼を収容所から逃がした人物と、なぜ行き先がデンマークなのかという謎は最後で明かされ、そこから一気に物語は終わりに向かいます。
謎のまま引っ張ったことは賛否両論あるだろうけれど、この方がカタルシスが大きくて、好きだな(^^)
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