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2006/01/27

ぼんち

ぼんちぼんち
市川雷蔵 山崎豊子 市川崑

角川エンタテインメント 2004-10-22
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 『ぼんち』を見ました。

 ネタバレしてます。

 眠狂四郎のかっこいい雷蔵も素敵だけれど、喜久ぼんも素敵。ひょうひょうとしてるのに、しなやかな強さというのか、実はしっかり根性がある。それにやさしい(^^)ある意味理想の男性像かも。

 お母さんが山田五十鈴(家付き娘でいつも自分の母親の後ろにいる)、お嫁さん(姑、大姑に猛烈にいびられる(^_^;)が中村玉緒、そしてお妾さん&彼女に若尾文子、草笛光子、越路吹雪、京マチ子という豪華なラインナップ。

 戦時中灯火管制の中も、商売物の足袋を持って(物々交換にいいらしい)、妾宅をせっせと回る喜久ぼん(笑)焼け出されたときも、自分を頼ってきた女たちに、全財産を当分に分けてやるし(^^)

 お金をわたして菩提寺に疎開させて、それっきりになっていた女たちの様子を、1年後喜久ぼんが見に行った時がおもしろかった。3人の女たちは相変わらず美しくて艶やかで、そしてなによりたくましい。さすがの喜久ぼんもすっかり毒気を抜かれて(ってひと言で片付けるよりもっと深いんだけど)、これで放蕩もおしまい(^^)

 いやいやほんまに、女はかわいくて強くてこわい生き物なんやねってことがよくわかる(笑)

 おばあちゃんもお母さんも養子娘で、自分の血がつながっていない娘が若ごりょんさんと呼ばれるのが気に入らないから嫁いびりをするっていうのは、びっくりだけどすごく納得。喜久ぼんとお福(京マチ子)との間に女の子を産ませようとするおばあちゃんなんだけど、お福は子どもが産めない身体。それを知った喜久ぼんが、すごく喜ぶのは、おばあちゃんへの復讐になるからかな。

 おばあちゃんの最期は、ちょっとしみじみ。喜久ぼんが表立っておばあちゃんに反抗しなかったのは、根性がないからではなく、やさしさからだったんだなって思います。

 監督市川崑、撮影宮川一郎、美術西岡善信(^^)とても美しい映画(^^)

 なんとなくかなしくて、でも、おもしろくて、そしてきれいで……こういう映画好きだなあ(^^)

 「気根性のあるぼんちになってや。ぼんぼんで終わったらあかんで」

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