白夜行
![]() | 白夜行 東野 圭吾 集英社 2002-05 売り上げランキング : 8,253 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
以下、ネタバレです。
以前『秘密』を読んだことがあった(おもしろかった)ので、これが東野作品は2冊目になります。
読み出したら、止まりませんでした(^_^;
ミステリーというより、ラブストーリーとして読みました。亮司と雪穂の。究極の愛でしょう、これは。世界で一番愛しているのに、知らないどうしとして一生を過ごす。そして、お互いのためには何でもする。人殺しでも……。
雪穂が不動産屋の人に言って鍵を開けてもらうシーン。鈴がちりんと鳴るところで、『ああ、お母さん殺したんだな』って。雪穂を見る目が変わりました。あと中学時代、襲われた友達を発見する直前、「近道していこう」って雪穂が言ったから、亮司と雪穂はつながってるんだなとわかって、へえそうなんだと思ったんですが、読み進むにつれて、直接ふたりが出会うシーンはないけれど、いろんな描写や、他のキャラとのやり取りから、どんなにふたりが思いあっているかがわかって、これっておもしろい手法ですよね。当人たちからは決して語られることはないんだけど、間接的でもどかしい分、その愛はより深いような気が。
『白夜行』というタイトルの意味が亮司と雪穂それぞれの口から語られる。これにはじーんときました。11歳のときから19年間も同じ気持でいたわけで、まさしく純愛。ラストも、立ち去ることで雪穂は、愛を貫いたってことなんでしょうね。亮司はたぶん幸せだったと思う。
ドラマの『白夜行』も見ました。いきなりラストシーンから(^_^;それになぜ亮司が父親を殺したかがいきなり暴露(^_^;傑作ミステリー長編原作に対して、何という大胆なドラマ作りなんだ(^_^;
亮司をかばうために雪穂は母親を手にかけ、自分も死のうとして生き残る。って設定になってるし。
究極のラブストーリーっていう切り口でいくためにそうしたのかなあ。子どもの頃のふたりの小さな恋がていねいに描かれてましたね。
サンタの服を着た血だらけの亮司が指をさして「行って」って言ったのは、駅の別れのシーンの雪穂の「行って」に呼応するのね。こういうの好きです。
それにしても子役の演技にはうなっちゃいますね~。上手だ(^^)
武田鉄矢の関西弁はへた(^_^;なぜか彼以外はみんな標準語という不思議なドラマ(^_^;あ、八千草薫の関西弁は、さすがにきれいでした(^^)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 三悪人 田牧大和(KENZAN! vol.6)(2008.07.16)
- 泣き菩薩 田牧大和(2008.06.27)
- 少女には向かない職業 桜庭一樹(2008.06.19)
- 翔ぶ梅 田牧大和(小説現代6月号)(2008.05.24)
- KENZAN! vol.5(2008.03.13)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/56635/8165748
この記事へのトラックバック一覧です: 白夜行:



![: 小説現代 2008年 06月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51u53U5v-DL._SL75_.jpg)




コメント