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2006/01/15

白夜行

白夜行白夜行
東野 圭吾

集英社 2002-05
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 白夜行を読みました。

 以下、ネタバレです。

 以前『秘密』を読んだことがあった(おもしろかった)ので、これが東野作品は2冊目になります。

 読み出したら、止まりませんでした(^_^;

 ミステリーというより、ラブストーリーとして読みました。亮司と雪穂の。究極の愛でしょう、これは。世界で一番愛しているのに、知らないどうしとして一生を過ごす。そして、お互いのためには何でもする。人殺しでも……。

 雪穂が不動産屋の人に言って鍵を開けてもらうシーン。鈴がちりんと鳴るところで、『ああ、お母さん殺したんだな』って。雪穂を見る目が変わりました。あと中学時代、襲われた友達を発見する直前、「近道していこう」って雪穂が言ったから、亮司と雪穂はつながってるんだなとわかって、へえそうなんだと思ったんですが、読み進むにつれて、直接ふたりが出会うシーンはないけれど、いろんな描写や、他のキャラとのやり取りから、どんなにふたりが思いあっているかがわかって、これっておもしろい手法ですよね。当人たちからは決して語られることはないんだけど、間接的でもどかしい分、その愛はより深いような気が。

 『白夜行』というタイトルの意味が亮司と雪穂それぞれの口から語られる。これにはじーんときました。11歳のときから19年間も同じ気持でいたわけで、まさしく純愛。ラストも、立ち去ることで雪穂は、愛を貫いたってことなんでしょうね。亮司はたぶん幸せだったと思う。

 ドラマの『白夜行』も見ました。いきなりラストシーンから(^_^;それになぜ亮司が父親を殺したかがいきなり暴露(^_^;傑作ミステリー長編原作に対して、何という大胆なドラマ作りなんだ(^_^;

 亮司をかばうために雪穂は母親を手にかけ、自分も死のうとして生き残る。って設定になってるし。

 究極のラブストーリーっていう切り口でいくためにそうしたのかなあ。子どもの頃のふたりの小さな恋がていねいに描かれてましたね。

 サンタの服を着た血だらけの亮司が指をさして「行って」って言ったのは、駅の別れのシーンの雪穂の「行って」に呼応するのね。こういうの好きです。

 それにしても子役の演技にはうなっちゃいますね~。上手だ(^^)

 武田鉄矢の関西弁はへた(^_^;なぜか彼以外はみんな標準語という不思議なドラマ(^_^;あ、八千草薫の関西弁は、さすがにきれいでした(^^)

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