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2005/12/19

義経 「総論」

 『義経』をちょっとまとめてみました。

 ☆清盛との擬似父子関係
  今回の『義経』の特徴のひとつとして、義経が幼少の頃清盛と父と慕い、また清盛も、慈しんだということ。知盛、重衡とはお互い兄弟のように思いあっていたことがあげられると思います。
  その清盛が自分の実の父の仇であるということを知った時から、義経の苦悩は始まります。

  この思い切った設定のおかげで、壇ノ浦の戦いやその他いろいろなエピソードに、深みが増したのではないでしょうか。しかしその一方で、邪魔をした面もあると思われます。


 ☆新しき国
  清盛が牛若に語って聞かせたことがきっかけになっています。このことからも清盛の影響の大きさがうかかえますよね。『新しき国』を作ることが義経の夢でした。

  でもこの『新しき国』は具体性に乏しく、義経の行動の原動力となるには、説得力に欠けました。その上、何かあるごとに連呼される。そのたび安っぽくなっていくような気がして、残念でした。


 ☆義経と愉快な仲間たち
  義経と郎党との家族的つながりが強調されていましたが、みんな仲良しこよし過ぎて、厚みがなかったような。涙の海で溺れたという弁慶のシーンはちょっと……でした(^_^;義経も郎党も性格がいいといえばそうなのかもですが、あまりにも世間知らずなところも(笑)
 

 ☆兄弟の決裂
  どういうふうに描かれるのかすごく楽しみにしていたのですが、なんだかうやむやに(^_^;これは私の理解力が足りないのかな(^_^;頼朝が理の鎧を着た情の人ってのは、新鮮でした(^^)
  政子どのの猛女ぶりは見事。でも、なんでもかんでも政子どのの暗躍のせいに押し付けてる感が、なきにしもあらず、かな。


 ☆絶妙なキャスティング
  タッキー義経はとてもよかったと思います。苦悩する貴公子、情に厚く、肉親の情を狂おしいほど求めている、純で一途な義経にはぴったりでした。その他の人々もベストキャスティング。『キャスティングは演出の70パーセント』っていうのは市川崑監督の持論だそうですが、すみずみまでいきとどいてすごかったです。あ、うつぼはときどき?なところがありました(笑)

 
 ☆美しい
  前半がけっこうゆったりめだったのに、後半はスピードUPしすぎ?
  でも美しいシーンがたくさんあって、とても印象に残りました。一番は『しずやしず』舞い散るもみじと共に、一生忘れないと思います。

 
  シリーズ物を見終わったあと『総論』を書くのが、自分的にはけっこう恒例になっています。本家のHPでもいつも勝手なことを言って、いや書いてますんで(^_^;それも辛口で(笑)あ、感想もいつもそうですね(^_^;
 大河を見るのは3年ぶり(去年とおととしはリタイア(^_^;)。なんだかんだ言っても、毎週日曜日が楽しみでした(^^)

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