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2005/02/10

いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます
市川 拓司

小学館 2003-03
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 『いま、会いにゆきます』(市川拓司 小学館)を読みました。

 人は何度でも同じ人を好きになれる、恋をすることができるというオハナシ。

 ネタバレ注意報。

 

 妻澪を亡くした巧と息子の祐司。澪は亡くなる前に、1年後、雨の季節が始まったら戻ってきて、終わったら帰ると言い残していた。果たして雨の季節が始まった日、澪はよみがえった。3人に残された時間は6週間。すっかり記憶をなくしてしまっている澪に、巧はふたりの出会いから、今までのことを話す。

 澪と巧がゆっくりと愛をはぐくんでいったように、静かに物語は語られていきます。やがてやってくる別れに向かって……。

 約束どおり、澪は消えてしまうんだけれど、巧に生前澪が書いたという手紙が渡される。そこには、よみがえった澪は実は21歳の澪であると書かれていました。澪は交通事故にあい、未来へジャンプしたのだと。21歳の澪は29歳の巧に出会い、恋をする。この時彼女は28歳で死ぬという自分の運命を知ってしまう。しかし、元の世界に戻った彼女は決然と、巧と結婚する道を選ぶ。

 ラストのどんでん返し。よみがえった澪が21歳の澪だってところで、あ、そうなのか!これで全部つながったぞって思いました。あと、自分の運命を知りながら、巧との結婚を決意する澪に、素直に感動しました。

 かなしい物語なんだけど、おもしろいシーンやせりふがあちこちにあって、クスって笑っちゃう。あ~でも祐司のキャラには弱いなあ。雨じゃないのに黄色い長靴はいてるちっちゃな男の子。

 このオハナシ、映画化されて見た人はみんな泣いたって言ってたけど、わかるな~。亡くなった後、6週間よみがえることができたら何をしますかって、番宣で映画の公開前にインタビューされてて、多かった答えが、『静かに』好きな人と一緒に過ごす、家族と一緒に過ごすってのが多かったです。

 一番好きなせりふは『君の隣はいごこちがよかったです』かな。

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コメント

こんにちは、ふみさとさん

へぇ~、そういう内容だったんですね。映画の宣伝で、どんなに面白いの、感動するのと言われてもよく分らないけど、ストーリーを知っていると見てみようかなと思ってしまう私です。気に入った本なら結末を知ってからでも何度でも読んじゃう(^^;)

素敵な愛のドラマですね。でも、知っていても運命って変えられなかったちょっぴり哀しいストーリーと言えるかな。

投稿: KAY | 2005/02/11 13:57

 こんばんは、KAYさん。

 映画のほうは詳しいストーリーは知らないのですが、レンタルにおりてきたら見ようかなと思っています。

 運命が変えられないのは、ほんと切ないですよね。あえてその運命を選んでまでも、巧と結婚して祐司の母になろうって澪が決意するところが(澪の手紙なんですが)、私は好きです(^^)

投稿: ふみさと | 2005/02/12 03:51

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