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2005/02/25

バレエダンサー

バレエダンサー〈上〉
ルーマ ゴッデン Rumer Godden 渡辺 南都子

偕成社 1997-07
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バレエダンサー〈下〉
ルーマ ゴッデン Rumer Godden 渡辺 南都子

偕成社 1997-07
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 『バレエダンサー』(上)(下)(『ルーマ・ゴッデン』偕成社)を読みました。この本は児童書ですが、読んでるうちにそんなこと忘れちゃいます。おもしろかったです(^^)

~以下ネタバレ~

 ペニー家はロンドン郊外の町で八百屋と花屋を営んでいます。5番目にやっと生まれた女の子クリスタルに、昔ダンサーだった母さんは、夢を託してバレエを習わせます。ふたつ下の弟デューンは生まれる前から『いらない子』。店の住み込み従業員、昔サーカスでアクロバットをやっていたベッポーだけが彼をかわいがります。

 ベッポーはデューンにアクロバットと音楽(ハーモニカ)を手ほどきしますが、母さんに解雇されてしまいます。子守がいなくなったので、クリスタルについてバレエ教室へ行ったデューンは、たちまちバレエのとりこになります。彼の音楽とバレエの才能は天才なのでした。

 これが気に入らないのがクリスタル。このおねーちゃん、「悪魔みたいな子ね」というせりふがあるんですが、とってもいじわる。自分より能力のある弟がねたましくてたまらない。でも彼女もただ者ではありません。なんだかんだいってもやっぱりバレエが大好きなクリスタルは、挫折を乗り越え、成長していくんです。敵(?)ながら拍手をおくってしまいます。

 クリスタルもデューンも王立バレエ学校に11歳で入るんですが、へ~バレエ学校ってこういうところなんだって感心しきり。デューンの才能にほれ込んで、助力を惜しまないおとなたちがたくさん登場します。幸運っていうより、才能ってある程度以上になると、人を引きつけるものなんだなって思いました。

 私が一番好きだったフィリックス、デューンに最初にピアノを教えた孤高の老ピアニストが亡くなったときは、泣きましたね。その前の父さんにぶたれたデューンがバレエの先生エニス・グリンのところへ行って、バレエを続けたいって思いをぶちまけるシーンも泣けたけど。フィリックスは、デューンに大きな贈り物を遺します。それがまた感動しちゃうのでした。

 家では居場所がなかったデューンが、バレエっていう自分の居場所を見つけて成長していく物語。少年少女の成長ものって大好きなので、このお話は見事にツボでした。

 最後のページの左隅に、手を広げてるベッポーの元へ走っていくデューンっていうちっちゃい挿絵があるんですが、本文に描写はないんだけど、きっとそうなっただろうなって思えてうれしかったです(^^)

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