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2004/12/04

最後の忠臣蔵 第5話 「忘れがたみ」

 香川照之ってなんてうまい役者なんだろっていう回でした。『利家とまつ』の秀吉もよかったけど、今日のもすごくよかった。

 吉右衛門は討ち入り前夜逐電した理由を知りたい。孫左衛門はしぶってたけど結局話す。自分の苦労を誰かに話したいっていう気持もあったんだろうな。内蔵助がすごく人間くさい。明日討ち入りだっていうのに、愛人(お可留)の行く末が心配でたまらない。あの子はまだ若いし妊娠してるし、これから先どうやって暮らしていくんだろう。頼む、孫左衛門。あの子の面倒をみてやって。わしの家来はお前だけ。百両渡すぞ。あと家と家財道具を売れ。どこかに隠れ家を借りてそこへ住まわせろ。わしの愛人だってことは秘密にしろって、おのれの愛人ぞ。自分でやれっちゅ~んじゃ(爆)討ち入りの後吉右衛門を呼んで、「討ち入りの生き証人となるのじゃ。遺族を頼む」って言った内蔵助とはまるで別人。自分はやがて死ぬ身なんだから、将来愛人が路頭に迷うであろうことはわかりきってるのに囲っちゃうなんて、男ってほんとにしょうがないな~(^_^;でも、そういう内蔵助にほっとするというか、親しみを覚えるというか、批判する気にはなれないな。内蔵助も人間だもの、プレッシャーを感じてたとかいろいろあったんでしょう。池波正太郎の『おれの足音』の内蔵助もとっても人間くさくて大好き(^^)

 孫左衛門は、内蔵助の見たことない『せつなくてやるせない』顔に驚きます。この人のためなら死ねると思っていたのに生きよと言われた。これは吉右衛門も一緒だけど、吉右衛門は吉良邸に討ち入り、自首もして、47人目の義士としてその名がとどろいた。孫左衛門は逃げ出した卑怯者として、一生隠れて暮らさなくてはいけない。俺は貧乏くじを引かされた。大石様を正直恨みたい。憎いと思ったこともある。いくら家来だからといって、なんで外に作った子の面倒をみなければならんのだ。思えばひどい仕打ちだ。おかげで俺は一生を棒にふった。このあたりの孫左衛門の言葉と心情は胸に迫ります。

 それほど忠義が大事か。正義のためならば何でも許されるのか!この叫び、立場は違うけど、篠も言ってたぞ。このあたりが、この忠臣蔵の新視点かな?

 寄付を募れと言う吉右衛門に、可音が殺される。それに大石様は誰にも言うなとおっしゃった。それを反古にすれば、これまで生きてきた甲斐がない。虫けら同然になるではないか!ああ、やっぱり孫左衛門も『忠義の士』なのでした。

 足を滑らせた吉右衛門を支えた孫左衛門。一瞬元のふたりに戻り、顔を見つめあう。しかし現実の立場の隔たりはいかんともしがたく、友はまた別れていくのです。いいシーンでした。

 篠はま~たお嫁に行っちゃってるし(^_^;以前も書いたけど、情報量が少なくて、おまけに伝わるのが遅い昔は、こういうことっていっぱいあった気が。今なら、「仙石伯耆守屋敷前から中継です。あ!寺坂吉衛門さんが出て来ました!寺坂さん!無罪放免になった今の心境をひとこと!」ってな感じで、すぐ全国放送されちゃう(爆)
 小雪VS吉右衛門。篠を捨てたでしょ。いや、捨てたわけでは。いいえ捨てました。ってあれは捨てたことになっちゃうんだよ吉右衛門。あなたの負け(笑)

 浅野大学とも再会。今度は気負いがなかった吉右衛門。あの一粒の涙には、いろいろな思いがあふれてるんだろうな。

 今度の上様は切れ者。葬儀が終わったら剃髪してもいいよってのは、重職からあんたはずすわ。クビよってことだもんね。愕然とする吉保。親亀こけたらみなこける。あわれよのう。

 来週はいよいよ最終回。可音の結婚……孫左衛門感激のフィナーレ?

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