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2004/11/05

分解ばらばら

 4歳か5歳のころ、父がおみやげにプラモデルを買ってきたことがありました。それはサンダーバードのプラモデルで、1号から5号まで毎日ひとずつ。私は父に「ほら、買ってきたぞ」と箱に入ったそれを見せられ、次の日の朝起きると、プラモデルは完成していました。小さなプラモデルで、ボタンを押すとロケットが発射するというもの。私はひとりっ子で、男兄弟はいません。要するに父は、自分が作りたいがためにプラモデルを買ってくれたのです。その後も小学校に入学するくらいまで、時々、プラモデルを買ってもらいました。ただし、製作は父。プラモデルの楽しみは作ることにあります。なので、完成品をもらっても、あまりうれしくありませんでした。それに買ってきてくれるのが、ゼロ戦とか潜水艦とか。これって完全に自分の趣味ですよね。私は自動車の方がうれしかったです。走らせて遊べるので。小学校に入って自分で作れるようになると、途端に買ってくれなくなったような気がします。たぶん私が、自分で作る!と主張したんでしょう。

 大人になって、何の用事だったか忘れましたがおもちゃやさんに行き、そこでふと立ち寄ったプラモデルコーナー。そのころリバイバルではやっていたサンダーバードが!ちょうどどこかの親子連れが来ていて、父親が5歳くらいの息子に、「これにしよ、な。かっこいいぞ」と、2号のかなり大きいプラモを買っていきました。子どもは全然喜んでませんでしたが、お父さんの満面の笑みといったら……。え?私ですか?え~と一応基地のプラモを買いました。1号から5号まで作って、色塗って、基地にセッティング。ヤシの木も、ちゃんとついてました。完成品は、近所の坊やにあげました。迷惑だっただろうなあ、ごめんね。

 子どものころ、プラモより好きだったのが『分解』。ねじ回しを片手に、いろいろなものを分解していました。おもちゃはもちろん、オルゴールを血祭りにあげたこともあります。ご存知ですか?オルゴールの鉄琴は、手では鳴りません。無理に鳴らそうと、ねじ回しでこじると、曲がって音が出なくなります。あの、ドラムのとげとげは結構痛いです。毛糸のセーターにからまったりするんですよね。

 ある日、父が古くなった腕時計をくれたことがありました。「もういらない時計だから、こわれても怒らないからね」と言われて、幼稚園児だった私は大喜び。一度も腕にはめることなく、即、バラバラに。父は絶句していましたが、腕時計の残骸は、その後長らく私の『宝箱』にしまわれていました。

 そんな私に、両親はクリスマスプレゼントに目覚まし時計をくれました。来年から1年生だから、自分で起きなさいというのです。それはディズニーの白雪姫の時計で、裏がなんと赤のスケルトン!その日から私は、毎日時計をながめて暮らしました。もちろん裏から。たくさんの歯車とぜんまい(ねじ巻き式だったので)が、これみよがしに魅惑的な動きをしています。小学校に入学するまでに、時計は分解ばらばらになりました。母に大目玉を食らったのはいうまでもありません。

 小学生になると、分解しても元に戻すことができるようになったので、トラブルはぐっとへりました。でも、ロック式の筆箱は元には戻らなかったなあ。金庫型の貯金箱は元に戻ったのに。なんでだろ。
 
 大人になってからは、ほとんど分解はしなくなりました。我ながら成長したものです。そういえば、ちっちゃなロボットを買ったことがありましたっけ。たしかトミーの製品で千円くらいの、マスコットみたいなちっちゃいやつ。動き出すとすぐ転んで、自分で腕を使ってでんぐりがえりしながら起きる姿がかわいかったので、買ったんです。もちろん、買ってすぐ分解しましたよ。でもそのロボットは、ちゃんと今も動きます。

robo1.JPG robo2.JPG

 あ、そういえば、ロボットを買った池袋の某デパートのおもちゃ売り場に、ゴジラのセンサーつきのぬいぐるみがたくさん置いてありました。手をたたいたら反応して、ガオ~!わあ!おもしろい!そのゴジラの声に隣のゴジラが反応。え?と思っているうちに、あっと言う間にゴジラの大輪唱になってしまい、逃げ帰ったのは私です。すみませんでしたm(_ _)m

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