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2004/11/21

最後の忠臣蔵 第3話 「男と女」

 先週の続きで、篠の夫と果し合いをする場面から今日は始まりました。果し合いをする段になって、吉右衛門は名乗ります。彼はこの後も、いろいろなところで名を名乗るんですが、いいのか?幕府隠密にばれないのかな。果し合いで、吉右衛門は、相手の袴を見て攻めます。これは討ち入りに備えての剣術の稽古で教わったこと。そして相討ちをねらえというのも、確かその時教わってましたよね。斬らせて相手を斬る。元禄時代は天下泰平が長らく続き、人を斬ったことのない侍がほとんど。だから実戦を経験した吉右衛門が、遣い手と評判の相手と互角に戦えたということなんでしょうね。

 進藤源四郎は、ひとくせもふたくせもありそうなおもしろい人物になってます。江守徹にぴったり。津川雅彦とふたりでいると、なんか陰謀たくらみそうで、ねえ、この人たちは味方だよね。間違いないよねと確認したくなってしまいます(^_^;

 今日は女性がたくさん登場。元赤穂藩士各務八右衛門の妻小雪は、夫に捨てられ、気の毒に思った大石のおかげで今は京でおかみとして茶屋を切り回しています。その小雪は、逃げた夫をかわいそうだと言う。死んだ方より、生きている方、裏切り者として生きている者の方がかわいそうだと言うのです。彼女はこうも言いました。「命は誰のものですか?主君のものですか?」
 吉田忠左衛門(吉右衛門の主)の妻菊は、自分の見舞いは46番目でよい。お役目を終えたら、私のところに身を寄せなさい。と吉右衛門にすすめる。これは吉右衛門もうれしかったみたいで、あとで篠に言ってましたね。無事に帰ってきたら、大和郡山で祝言を挙げて、安穏に暮らそうって。

 せっかく篠と幸せに暮らしていたのに、江戸へ行き、自首することになった吉右衛門。「一度は捨てた命。四十七士の末席に身を連ねるは、願ってもない誉。この身はどうなろうとも悔いはございません」なんて言っちゃって、とってもうれしそうでした。気持はわかるんだけど、男ってすぐこれだ(^_^;

 篠の猛反撃。「篠はどうなるのです!」「武士の本分は大義を貫くことにある」「女を泣かせることが大義でしょうか!」無事に帰ってきたら今度こそ祝言を挙げて安穏に暮らすのだと言う吉右衛門に、「絵空事は聞きたくありません!」「それは男の身勝手です!ひとりの殿様のために、なぜたくさんの家臣が命を捨てねばならないのです!」「侍とはそういうものだ」「侍は嫌いです!」包丁を握りしめ、「江戸には行かせませぬ!どうしても行くと言うのなら、あなたを殺して私も死にます!」「うそつき!もう離さぬというたではないですか!」「私は弱い女です。ひとりでは生きてゆけませぬ」いやもう拍手喝さい。本当はあの時代、とてもこういうふうには言えなかったでしょうが、こういうことは、はっきりと言わなくちゃ。題名のとおり、今回は男の言い分、女の言い分ってことで、忠臣蔵をニ方向から見てる(どうやらこれは、この忠臣蔵の特徴のひとつであると思われますが)ことになるんでしょうね。

 男の言い分ばかり通していると、いつまでも平和は来ないような気がするんだけど。

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コメント

こんばんは、ふみさとさん
blogの更新驀進中って感じですね。毎回楽しみに読ませていただいています。

ところで、この「最後の忠臣蔵」でのお篠についての感想が、ふみさとさんのと私のではほとんど真反対なのに驚いて、興味深く思いました。

まぁあの時代、お江戸の女性は自分がしっかりしていれば夫に不自由しなかったでしょうが、地方の女性は大変だったのかもしれませんね。それにしても、彼女は自分のことしか考えていないみたいに聞こえました。本当に相手を愛して、相手の意向を大切にしたいなんて気持ちあるのかなと思ったんですよ。彼らは主人の為に死のうとしているわけじゃなくって、結局自分の気持ちに殉じているのだと思うのですが、それを感じ取ってあげれない女性なんだな、と思ったんです。

たとえば、「貴方を殺して私も死ぬ」って、自分でも死ねるんだったら、彼に思い通りのことをさせて、自分も死ねばいいのではないかと思うのです。つまり、本当に死ぬ気もないのに、駆け引きみたいに言葉だけの「死」を言い募る彼女にうんざりしちゃったんですけど、どう思いますか?

ただね、以前、人に私の考え方は20世紀の(21世紀じゃないのがショックですね)人間の考えだと指摘されたことがあるんですけどね(^^;)

投稿: KAY | 2004/11/21 23:20

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