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2004/10/16

ネズミとり

 うちの家の周辺にはいくつかたんぼがあり、今稲刈りの真っ最中です。稲刈りで居場所がなくなったネズミのみなさんが、うちにも引っ越してきて、天井裏にお住まいになります(家の中には入ってきません)。そのうちまた引っ越していくのですが……。

 もう10年近く前、そんなネズミの一匹がなぜか階段下の物入れの中に迷い込んできました。ネズミとりを仕掛けようということになり、厚紙に粘着剤がついたタイプのもの(ゴキブリホイホイの大きいのとご想像いただければ)を物入れに設置してドアを閉めました。

 次の日の朝、階下がさわがしくて目が覚めた私が下りていってみると、ミニダックスのりりがキャンキャンとなきわめき、両親がののしりあっています。父親がうっかり物入れのドアを開けっぱなしにしてしまい、ネズミではなく、りりがネズミとりにかかってしまったのでした。

 りりはみんなに溺愛されており、いわば家族のアイドル。そのりりの一大事ということで、両親はパニック状態。母に落ち度を指摘された父はすっかり逆上してしまい、母に向かって、
「おまえがかかったらよかったんや!」
と大きな声(怒鳴るとも言う)でおっしゃってしまいました。

 私はネズミとりの製造元へ電話をかけ、粘着剤に毒性が無いことを確かめると、『犬がひっかかっちゃったんですけど』と解決の方策をたずねました。『毛を切るのが一番です』『うちのはミニダックスなので、毛が短いんです』『小麦粉をまぶして、よじってとってあげてください』

 小麦粉作戦は面積が広すぎてうまくいかず、結局動物病院へGO!全身麻酔をうたれて、毛をそられました。あわれりりはわきばらから背中にかけて大きなハゲちゃんに。犬でも驚いてました。目が覚めたらハゲになってて。

 一件落着してほっとしたところで、みんながいっせいに思い出しました。そう、父親の暴言です。母の怒ることといったら(あ、母の名誉のために言っておきますが、うちの母はおしとやかでおだやかな人です)。
「どうしてあんなこと言ったの?」
「いや、あの、その、つい……」
「『つい』ってそれどういうこと?」
両親はお互いを『パパ』『ママ』と呼び合っていて、父が母に向かって『お前』なんて言うのは聞いたことがありませんでした。いやあ、人間ってパニックになると本性がでちゃうもんなんですねえって、違うか。 

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